Grasshopper 簡単なモデル検討

今回は、集合住宅やマンションに見られる、住戸の配列複製によるボリューム検討を進めます。

まずは、Rhinocerosで「標準」タブから「Greasshopper」を起動してください。
Rhinoのプレビュー画面とGrassの作業画面を見やすいようにレイアウトします。

「surface」タブの「primitive」から「Domain Box」コンポネートを配置します。

原点を「0,0,0」に設定して、x、y、zにそれぞれ「0<10000」のスライダーを配置します。

xを間口、yを奥行き、zを階高として入力し、1戸のボリュームができました。

横方向に戸数を増やすために「sets」タブ「sequence」の「series」コンポネートを配置します。
横の移動距離は間口に合わせるため、同じスライダーから持ってきます。
戸数を別のスライダーで入力します。(ここでは仮に1<10で5に設定しています。)

間口方向を指定するために、「Vecter」タブ「Vecter」の「Vecter XYZ」コンポネートを配置します。

「move」コンポネートを上の画像のように繋ぐと、X軸方向に配列複製できます。

同じように、階数の設定をします。
「series」コンポネートを新たに配置し、スライダーを4とします。

高さ方向なので、「vecter」をZに繋ぎ、「move」コンポネートを配置

先に作った「move」コンポネートの出力端子のGeometryを、後に作った「move」コンポネートの入力端子のGeometryに繋ぎます。
階段上に複製されました。

先に作った「move」コンポネートの出力端子のGeometryを右クリックして
「Graft」をオンにします。

きれいな配列複製ができました。

各パラメータを変えることで、一度に全てを編集可能です。

この状態では、rhinoで編集できないので、最後の「move」コンポネートを「bake」します。

Rhinoで編集可能なボリュームになりました。

他で作っている敷地モデルや別データと、ボリュームを重ね合わせることで、
多面的なボリューム検討ができそうです。

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